『ウルトラ怪獣DVDコレクション16 ラゴン(雄)・ラゴン(雌)』
2022年 11月 29日
いや、両作品にそれほど密接な関連性は残念ながらありません。
『ウルトラQ』第20話「海底原人ラゴン」
伊豆で海底火山の爆発が起き、お馴染みのトリオが島へ取材に出かける。
島には日本沈没説を唱える由利子と旧知の博士がいて、これはもうすぐ島が沈没する前触れだと説くのだが、島民たちは相手にしない。
そこにラゴンが現れるという話なのだが、ラゴンの目的は卵を取り戻すこと。
海底火山噴火の影響で永い眠りから目覚めた、という訳でもなさそうなので、お話としては何かおさまりが悪い。
また劇中の時間経過も不明瞭で、夜なのか昼間なのかちょっと混乱する。

木星開発用のロケットが落下し、搭載していた原爆一個を紛失するが、それは放射能の影響で巨大化したラゴンの腕にぶら下がっていた、というお話。
ラゴンは既知の存在で、本来は等身大で音楽好き、という情報は共有されているのが世界観の繋がりを示している。
最後、ウルトラマンは死んじゃったのか?と心配する一堂に、ウルトラマンは無事だよと告げるハヤタ。
視聴者視点ならそれでナットクだけど、劇中人物たちはハヤタに言われたからって安心出来ないよね。
地球人類だけではもはや対処できなくなったとしてウルトラマンを地球に派遣した、との説明があり、両シリーズが地続きであることに説得力を持たせていたっけな。