『ウィロー』オリジナルシリーズ その１

先月末からDisney+で配信が始まった『ウィロー』の続編ドラマシリーズ、とりあえず１話を鑑賞。

あれから20年、新たな脅威が出現し再び王国に危機が迫る、というお話で、女王役のジョアンヌ・ウォーリーが続投。

マッドマーディガンとは結婚し子供が生まれたものの、今は旅に出て行方知れずらしい。

ハン・ソロとレイアを引き合いに出すまでもなく、ならず者とお姫様の結婚は上手くいかないものらしい。
もっとも不在なのはマッドマーディガン役のヴァル・キルマーが闘病中なのも大きな理由らしく、状況が許せばシーズン２以降に復帰する可能性もあるらしい。

救世主となるエローラ・ダナンは、未知なる脅威を予知したウィローの助言もあり隠されて育てられているということで、彼女がどこにいるのかも大きな謎となっている。
……と思っていたら、１話のラストであっさり判明。

ソーシャ女王にはエリクという王子とキットという王女がいて、このキットが一応の主人公。
男勝りの勝気なプリンセスという、母親譲りのキャラクターだ。
そのキットの友人にジェイドという女騎士がいるが、友人以上の仲？
何気に女性同士のキスシーンがあったりするのは、昨今の流れからすると珍しくはないか。
この二人のどちらかがエローラ？

キットの兄のエリクは女たらしで有名らしいが、今はキッチンメイドのダヴと恋仲。
そのエリクが闇の勢力に攫われ、それを助けるために旅へ出るというのが物語の発端なのだが、そのパーティに何故かダヴも紛れ込んで参加。
チョイ役にしては目立つなあと思っていると、なんと彼女の方がエローラでした、というオチになる。
純真無垢で清純なはずのヒロインが、初登場のシーンからイチャイチャしてるのもイマドキなのかなあ。

そして一行は無事にウィローと合流し本格的な冒険がこれから始まるのだが、久々に姿を見せたウィローの出で立ちは、どことなく隠者となったルークを彷彿とさせる。
実際にワーウィック・デイヴィスは、『フォースの覚醒』におけるマーク・ハミルの演技を参考にしたとのことで、これは納得。

『スター・ウォーズ』臭に加え、そこはかとなく漂う『ロード・オブ・ザ・リング』っぽさには目を瞑るとして、ルーカスフィルム第三のシリーズの行方、とくと見届けるとしよう。