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『仮面ライダーギーツ×仮面ライダーリバイス MOVIEバトルロワイヤル』(2022)

恒例のお正月ライダー映画です。

『仮面ライダーギーツ×仮面ライダーリバイス MOVIEバトルロワイヤル』(2022)_e0033570_20021551.jpgお話は「リバイス」の後日談からスタート。
地球外生命体がやってきて、誕生したばかりの五十嵐家四人目の子供・幸四郎(の中にいる悪魔)を狙ってきます。
リバイ、ライブ、ジャンヌ、ジュウガ、デモンズ、アギレラ、エビル、とライダー総出で対処するのですが、相手はメチャクチャ強くて歯が立ちません。
そんな中、瀕死の重傷を負った一輝が夢幻の世界でバイスと再び契約し、形勢逆転するというのが最初のパートです。

バイスの記憶を喪い、本来の力を出せなかった一輝が、バイスと再会してパワーアップするというのがポイントでしょうか。
この流れ、わかってはいてもなかなか燃える展開です。

ようやく幸四郎の悪魔を取り戻したと思ったのも束の間、今度は突如現れた謎の男に連れ去られてしまいます。
地球外生命体が物語に大きく絡んでくるのかと思いきや、単なる前座とは驚きました。
ヴォイスキャストに堀川りょうとか神谷浩史とか呼んできてるんですがね。

この連れ去った男が元ゲームマスターだったコラスなる人物で、一応はコイツが黒幕ということになります。
デザイアグランプリならぬデザイアロワイヤルを開催し、ライダーを倒すのが目的のようです。
と、ここでようやく「ギーツ」の面々が出てきます。

悪魔の赤ちゃんを運ぶゲームを行うということでギーツ、タイクーン、ナード、バッファが集められますが、当然目的は別にあります。
そして赤ちゃん悪魔を取り戻すため、当然リバイ、バイス、ライブ、ジャンヌもやってきますし、更にリュウガ、ナイト、王蛇といった第三勢力まで参戦(ゾルダ出るかと思いましたが)。
さて、どうなるか???というのが次なるパートです。

「リバイス」と「ギーツ」のメンバーは最初は戦うのですが、途中で何かがおかしいと気付きます。
しかも変身を解除すると、お互いに面識あり?!
ということで共闘へ転じるのが最後のパート。
しかも単なるライダーバトルの妨害者だと思われていた「龍騎」組にも、どうやら目的があって…という怒涛の展開になだれ込んでいくんですが、流石に「ギーツ」の予備知識がないとキツイですね(「ギーツ」の関する情報はほぼ皆無の状態でした)。

「龍騎」組の目的もちょっと説明不足な感が無きにしも非ず。
王蛇=浅倉は相変わらずのキャラクターみたいですが、ナイト=秋山蓮の真の目的はミラーワールドに閉じ込められている龍騎=城戸真司の復活にあるらしく、ホンモノの龍騎が現れてリュウガに立ち向かうと「裏切り御免」とばかりに反旗を翻すので、「リバイス」や「ギーツ」のメンバーは「きょとん?」じゃないですかね。
主役たちを置いてけぼりにして、最後には真司と蓮の「龍騎」ファンならエモく感じるやり取りもあったりするのですが。

印象としては「リバイス」のお話に「ギーツ」が加わり、更に「龍騎」がかき回すという感じで、筋そのものは追いかけやすいのですが、全体的には詰め込み過ぎの消化不良という感は否めません。
なんとなく「良い話」風にまとめてはありますし、女の子たちも可愛く頑張っていますので(アギレラちゃんの出番が少ないなあ)見応えはありますが、ライダー同士のつぶし合いにもいい加減飽き飽きしてきました。


by odin2099 | 2022-12-25 20:04 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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