『エージェント:ライアン』
2023年 02月 06日

この作品も当然シリーズ化を想定していた筈だが、ライアン抜きのスピンオフ企画のみが生き残り、ライアン物はAmazonビデオで配信されているドラマへと移行。
そちらではジョン・クラシンスキーがライアン役を演じている。
5作目であっても特定の原作を持たない本作は、事実上のシリーズ1作目、ということで予備知識なしでも十分。
監督も務めるケネス・ブラナーがヴィランを演じ、ヒロインがキーラ・ナイトレイ、ライアンの上司をケヴィン・コスナーとなかなか豪華な配役。
上映時間も105分とこの手の作品の中ではコンパクトで、最初から最後まで飽きずに見ることが出来る。
発端が2001年の世界同時多発テロだったりで、果たしてこれが<ジャック・ライアン>シリーズなのかと言われてしまうと返答に窮するが、奇を衒ってない正統派のサスペンス物でアクション物。
もっとヒットしても良かったんじゃないかと思う一方で、逆に何の変化球もないことが観客に物足りなく思われたのかなという気もする。