『日本特撮トンデモ事件簿』 桜井顔一＋満月照子

この本で取り上げられている作品が『獣人雪男』、『大群獣ネズラ』、『フランケンシュタイン対地底怪獣』、『ウルトラセブン』、『豹マン』、『怪奇大作戦』、『超人バロム１』、『怪傑ライオン丸』、『サンダーマスク』、『ノストラダムスの大予言』、『ウルトラ６兄弟VS怪獣軍団』、『超電子バイオマン』、『魔法少女ちゅうかなぱいぱい』……と書くと、同好の士であれば「ああ、あのネタね」と察しがつくんじゃないかと思います。

この手のスキャンダルに興味がある人には然して珍しくもない話題が並んでますし、そうじゃない人にとっては読んでも「ふーん」で終わってしまいそう。
時折こういった題材をまとめた本は出ますが、それの最新版と言ったところです。

といってもこれといって新事実と呼べそうなものは見当たらないですし、勘違いや事実誤認（？）も結構目立ちますので、興味があればあるほどイライラしてきてしまうかも？？？

まあ話半分で読んで、「へー」と思える人ならばチェックしてもいいかなあ。
――てな感じですかね。