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『咲/Saki 阿知賀編 episode of side-A』

ドラマ版を第1局から第4局、それに特別版まで見直して、いよいよ劇場版を再鑑賞。
これももう5年も前の作品になってしまった。

『咲/Saki 阿知賀編 episode of side-A』_e0033570_21113051.jpg地区予選を勝ち抜いた阿知賀女子は決勝大会へと駒を進める。
そこには全国から集まった強豪校がひしめき合っていた。
そんな中、穏乃や憧、玄らは懐かしい和と再会するのだった。
ブロックがAとBに分かれているため、和と対戦するには決勝へ進むしかない。
ようやく準決勝まで勝ち進んだものの、そこには千里山女子、新道寺女子、そして最強を謳われる白糸台が待ち構えていた。

ドラマ版からメインキャストは移行。
新たな対戦相手として越谷女子の新井ソフィア(演:平アスカ)、浅見花子(演:北川美穂)、水村史織(演:鈴木えりか)、宇津木玉子(演:大亀あすか)、八木原景子(演:伊藤雛乃)、劔谷高校の椿野美幸(演:森マリア)、依藤澄子(演:金子雅)、古塚梢(演:北原帆夏)、森垣友香(演:小高実優)、安福莉子(演:紗英)らが加わるが、出番は少ない。

他に晴絵のライバル小鍛治健夜プロ役で東亜優、観戦に来ていて阿知賀女子の練習相手を買って出てくれる役回りとして前作に登場した鶴賀学園の加治木ゆみ(演:岡本夏美)と東横桃子(演:あの)が顔を見せ、晩成高校の小走やえ(演:天木じゅん)も自ら練習相手として売り込みに来、岡橋初瀬(演:工藤美桜)は地元で皆と一緒にテレビ観戦という形で参加。
この「繋がってる感じ」が嬉しい。

ただ映画は阿知賀女子が、白糸台と共にAブロックを勝ち上がって決勝へ進出するところで終わってしまう(Bブロックは清澄高校が決勝進出を決めている)。
晴絵のプロ転向の話も、「彼女たちを決勝に連れて行ってから」という形で結論保留。

なのでこの次のお話としては、宮永咲と照、宮永姉妹の因縁の対決(もっともこれまで照は先鋒、咲は大将なので直接対決はないかもしれないが)と、和と穏乃、憧、玄との幼馴染対決(これまた和は副将で、玄は先鋒、憧は中堅、穏乃は大将だから直接は当たらなそうだが)が待っている筈だが、待てど暮らせど新作の話はない。
2シリーズの主人公のどちらかが負ける、あるいは両方とも敗退するという熱い展開になることが予想されるのだが…。

一方で映画のラストシーンは、幼い頃の穏乃と憧が初めてこども麻雀クラブに参加し、晴絵や玄と出会うという、そもそもの発端の場面で幕を閉じる。
これ以上先を描くのは野暮だ、という製作側からのメッセージなのかも知れない。

Blu-rayには特典映像としてメイキングと、各種イベントのダイジェストを収録。
メイキングはドラマ版のBlu-rayにも収められていて、そもそも映画とドラマは同時進行で撮影されているので時折「あれ?今のシーンは…」と思う箇所もあるのだが(重複場面はないので、ファンならばどちらも必見)、これでわかるのはキャスト陣の仲の良さ。
高校生役ではあるものの皆の実年齢は最大で10歳くらい開きがあるみたいだが、そんなことは感じさせない一体感。
現場の良い空気が作品にそのまま反映されているようだ。

シリーズの流れ
 『咲/Saki』Vol.1
 『咲/Saki』Vol.2
 『咲/Saki』特別編
 『咲/Saki』劇場版
 『咲/Saki 阿知賀編』Vol.1
 『咲/Saki 阿知賀編』Vol.2
 『咲/Saki 阿知賀編』特別編

<過去記事>




by odin2099 | 2023-02-25 21:19 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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