『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』
2023年 02月 28日

お馴染み「ヘドウィグのテーマ」はアレンジを変えて使われてはいるものの、作品のムードは更に大きく変化した。
物語そのものもシリーズの中では転換点。
レギュラーではないもののゲスト主役ともいうべきキャラクターが、闇の勢力によって無残な死を遂げる。
それも生徒だ。
これまで(前作でもかなりの危険に晒されはしたが)「学校の中は安全だ」というムードがあったが、もはや安全な場所はなくなった。
ハリーだけでなく他の生徒たちにも死が身近なものになったのである。
それでも授業があり、これまで通りの日常生活が続いていくというのは、「それどころじゃないだろう」と考える自分には理解しがたい展開ではある。
またもう一つこれまでと違うのは、ハリーたちの恋愛模様が織り込まれるようになったこと。
ハリーの初恋、揺れるハーマイオニーの心、意外にも恋愛に大胆なネビル。
それと今回ハリーとロンが喧嘩するのだが、ロンがハリーに嫉妬心を抱いているのは1作目の頃からわかっていたことだが、それでもロンはあまりにも子供っぽいし、ハーマイオニーの一件にしろ、他人の気持ちに対して無神経すぎる。
ハーマイオニーは一体ロンのどこに惹かれたのだろうか。
<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/1915480/
https://odin2099.exblog.jp/2488786/
https://odin2099.exblog.jp/24051194/
https://odin2099.exblog.jp/27576247/