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『ガリレオ』#1

月曜夜9時のフジテレビ、通称「月9」枠で放送されていたミステリー・サスペンス・シリーズ。
原作は東野圭吾の『探偵ガリレオ』『予知夢』

『ガリレオ』#1_e0033570_21321475.jpg新人女性刑事・内海薫が、説明の付かない難事件を抱え、天才物理学者にして「変人ガリレオ」と呼ばれる大学の准教授・湯川学を訪ね、事件解決の協力を依頼する、というのが基本パターン。
一見オカルトや超常現象、超能力といった「ありえない事象」も、全て科学的に解明出来るとして、湯川がトリック暴きをするのが見所で、犯人探しには主眼を置いていないのが特徴。

原作の湯川学は作者が佐野史郎をイメージして創造したとのことだが、このTVドラマ版では福山雅治が演じることでキャラクターを改変。
奇人変人で頭脳明晰なのは同じだが、更に容姿端麗でスポーツ万能へと変えられ、あたかも別人のよう。
コンビを組むのも原作では湯川の大学時代からの友人・草薙俊平だが、こちらは全くの別人(新人の女性刑事)に変えられてしまい、柴咲コウが演じている。
なお、北村一輝が演じる草薙は、湯川が解決に協力した数々の事件での功績を認められ栄転、時折ゲストとして顔を見せる程度の係わり合いである。
また、警察側の人物や湯川のゼミの学生など、TVオリジナルのキャラクターや原作から大きく変えられたレギュラー・キャラクターが設定されている。

2007/10/15~12/17まで全10話を放送。
後に2008/10/4から続編となる劇場版『容疑者xの献身』が公開され、同じ日にTVスペシャルとして『ガリレオΦ(エピソードゼロ)』が放送された。

第一章「燃える

原作は『探偵ガリレオ』所収の第一章「燃える(もえる)」。
人体発火現象の謎に湯川が挑むというもので、ストーリーは概ね原作通り。
ただ、犯人を取り巻く人物関係は幾分か変更され、トリックや動機、それに犯人自体は原作と同じだが、そのキャラクター造型はかなり異なったものに。
原作を更に一捻りしており、既に読んだ人でももう一度楽しめる要素はあるものの、やややり過ぎな感も。

もっともトリックの謎解きに際して、映像でじっくりと見せてくれるのは有り難い。小説では読んでいて今ひとつピンとこない部分も、映像で見せられると説得力がある。TVドラマとしてはお金も時間も掛けているようだ。

ゲストは唐沢寿明。
それにしても福山ガリレオは、終始他人を小ばかにした態度をとり、他人の神経を逆なでしているようにしか見えない。これでは”変人”というよりも、単なる”嫌なヤツ”だ。

――以上、【お茶の間】より転載。

とりあえず第1話を超ひっさしぶりに見直してみたけど面白いな、これ。
湯川と草薙ではなく、内海とのコンビに変更したのは原作ファンからすると許せないところだろうが、テレビの連続ドラマとして作る上では成功したんじゃないかな。
また福山雅治と柴咲コウの相性も良く、論理的思考で行動する湯川と感情で動く内海、それに男性と女性という組み合わせが見る側のハードルを下げているようにも思う。

正直謎解きの部分は「さっぱりわからない」のだけれども、少なくても視覚的に見せてくれるのは嬉しいし、もし今『怪奇大作戦』をリブートさせるならこんなアレンジもアリだなあ。
昨年は久々に映画とドラマが作られ、もしかするとそれを機に更なる新作も?という可能性もありそうなので、お浚いをしてみようっと。


by odin2099 | 2023-03-15 21:37 | テレビ | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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