『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』
2023年 03月 18日

お馴染み「ヘドウィグのテーマ」が流れることで<ハリー・ポッター>世界へと誘ってはくれるものの、やはり<ハリー・ポッター>の”次”を期待すると戸惑いの方が多そう。
良くも悪くも学校という限定された空間で展開していた<ハリー・ポッター>と違い、こちらはごくごく普通に人々が生活している街が舞台。
なので魔法使いと人間がどう暮らしているのか、その棲み分けはどうなっているのか、そして魔法使いの世界の社会構造はどうなっているのか、そんなこんなを頭の片隅にでも入れておかないと、なんでニュートがこんな目に遭うのかとか、ティナはどうしてこういう行動を取るのか、そういった諸々が理解し辛いのだ。
また、暗躍するグリンデルバルト、哀れなクリーデンス、ニュートとティナ、ジェイコブとクィニーの恋愛模様、名前のみ登場するダンブルドア……
それら今後の展開に必要な伏線を張るだけの、主要キャラクターのお披露目に終始してしまっているので、ぶっちゃけ、お話がそれほど面白くも感じられない。
まあ魔法動物たちが魅力的に描かれていて、それを愉しめればそれで良いのかもしれないが、生憎とこちとら魔法動物には全然惹かれない質なので尚更だ。
以前見た時はもうちょっと面白く見ていたはずなのだが、何となくガッカリ。
<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/24963190/
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