『シャザム!/神々の怒り』(2023)
2023年 03月 19日
<DCEU>の13作品目、ということになるらしい。
いつの間にか『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』を別作品としてカウントするようになったようだが、その<DCEU>そのものも次の『ザ・フラッシュ』でリセットされるとのことで、『マン・オブ・スティール』から追いかけてきた身としては非常に寂しい。
前作『ブラックアダム』のラストにまさかのスーパーマンが登場しこれからの展開を大いに期待させてくれたのと同様に、今作でも最後にワンダーウーマンが登場して”次”へと繋いでくれたものの、今後その道は閉ざされてしまう可能性が高いのは何とも勿体ない話。
それはさておき今回のストーリーはストレートな『シャザム!』の続編。
『ブラックアダム』や他の作品への言及があるかと思ったが、一切なし。
せいぜいキャラクター名を出してのいじりがあるくらい。
あれから兄弟でヒーロー活動をしているものの、失敗ばかりで街の人たちからは「フィラデルフィアの恥」と呼ばれる始末。
それでもめげずにヒーロー活動に勤しんでるビリー。
そんな時、アトラスの娘たちがかつて魔術師に奪われた神の力を取り戻そうとやって来る、というお話。
リーダーを自認するビリーの熱意は空回り。
フレディは転校生の美少女に一目惚れして良いところを見せようとするなど、皆束縛にウンザリして好き勝手に振舞い始める。
それでも最後には兄弟たちは、抜群のチームプレイを見せて難局を乗り越える。
今回、とうとう里親には自分たちの正体がバレてしまったものの、今後は兄弟だけでなくファミリー物としても期待が持てる……のだけれども、”次”はあるのかな。
グループヒーロー物ではあるものの<戦隊>とは違い、あくまで主人公はシャザム=ビリー。
変に皆に活躍の場を振らずにビリー中心なのが功を奏した感じだ。
今後の<新生DCユニバース>でも出番があると良いのだが、しかし子役たちの成長を考えるとリセット、リキャストは致し方ないところかな。
【ひとこと】