『ジャイアントロボ THE ANIMATION/地球が静止する日 Episode:5 真実のバシュタール!~過ぎ去りし少年のあの日々…~』(1994)

幻夜に捕らえられ、サンプルとの交換を要求された大作を救うべく駆けつけた鉄牛と銀鈴だったが、幻夜と呼炎灼の猛攻に追い詰められる。
そんな中で遂に語られるバシュタールの真実。
惨劇を引き起こしたのは実験を強行したシズマ博士たちで、汚名を着せられたフォーグラー博士は失意の中で死んでいったのだという。
今こそ父の復讐を果たすときだとの幻夜の言葉に耳を傾けようとする銀鈴だったが、大作は銀鈴の父がそんな人間だったはずはないと強く否定する。
熱に浮かされた夢の中で、父・草間博士との別れを回想する大作。
亡き父の願いをジャイアントロボで果たそうとする大作と、父の遺志を継ぎ人類への報復を図ろうとする幻夜(エマニエル)という二組の父子の”約束”が対比され、1話からずっと引っ張ってきたドラマ部分もいよいよ盛り上がっては来ているのだが、今回明らかにされた”真実”とやらが、果たして本当の”真実”かには含みを持たせ、ミスリードを誘う作りになっているので次回への引きは強い。
まだまだ予断を許さないクリフハンガーぶりは相変わらずだ。