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『ウルトラQ』⑧

第15話「カネゴンの繭」は、万城目たちレギュラー陣が登場しないという点では番外編のよう。
お金にガメツイ少年がカネゴンという怪獣になってしまうというお話で、最後には元に戻るものの、喜んで帰宅すると今度は両親がカネゴンになっていた、というオチがつく。

『ウルトラQ』⑧_e0033570_20585472.jpgカネゴンのデザインが秀逸で、風刺が効いたエピソードとして人気も高いが、なんでカネゴンになっちゃったのか、どうして人間の姿に戻れたのかの説明は一切なし。
またカネゴンになってしまった少年の友人たちの反応もドライで、ちょっと毒のあるファンタジーだ。

まあこの少年がいじめっ子やガキ大将というほどじゃないまでも、普段から周囲に好かれるタイプじゃなさそうだから、この反応はリアルといえばリアル。
カネゴンになってしまったのは悲喜劇ではあるが、見ていてこの少年に同情する気持ちには到底なれない。
当時番組を見ていた子供たちの反応はどうだったのだろう?

第16話「ガラモンの逆襲」「ガラダマ」の続編。
セミ人間(遊星人Q)が保管されていた電子頭脳を盗み出し、それにより複数のガラダマが飛来。
中から複数のガラモンが出現し東京が大パニックに陥る、というプロットではあるが、ガラモンの大暴れよりは万城目たちの電子頭脳追跡とその奪還が主になっているので、怪獣モノというよりはサスペンス物の色が濃い。

ちなみにセミ人間のマスクは初代バルタン星人へ改造されたのは有名な話だが、ウルトラシリーズの再評価から第3期シリーズが製作されていた時期にはこの話は否定されていた。
その後は当たり前のように紹介されるようになったが、バルタン星人の造形を担当した当時のスタッフはセミ人間の改造を否定しており、真相は未だ闇の中なのかもしれない。
一方セミ人間の宇宙船の方は、バルタン星人の宇宙船として流用されている(メフィラス星人の宇宙船としても使われているので、あの世界ではポピュラーなデザインなのかも)。
by odin2099 | 2023-04-25 21:01 | テレビ | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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