人気ブログランキング | 話題のタグを見る

『新世紀エヴァンゲリオン』#3

『新世紀エヴァンゲリオン』#3_e0033570_18585800.jpg第七話「人の造りしもの」
エヴァンゲリオンに対抗して作られたJ.Aの暴走と、それを食い止めようと奮闘するミサトがメインのエピソード。
J.Aはいうなれば偽エヴァンゲリオン。
敵側が繰り出すのではなく、味方(と言えるのかどうか)が良かれと思って作った兵器というのはやや変化球かもしれないが、珍しいとまでは言えない。

また普段はがさつでずぼらで良いとこなしのミサトだが、やっぱり凄い人だったということが再認識されるお話でもある。
だがJ.Aの暴走には何やら裏があり、ミサトと一緒に憤慨して見せたリツコも、実はゲンドウの意を受けて一枚嚙んでいたらしいことが匂わされている。
使徒の正体や目的がわからないため、「人類VS侵略者」という単純な図式では見られないのが『エヴァ』の特徴。
およそネルフが正義の組織になんか思えないし。

第八話「アスカ、来日」で、オープニングにはずーっと顔を出していた惣流・アスカ・ラングレーがようやく登場。
もう一人のヒロインの登場がこれほど遅いのは珍しいが、実のところ彼女はヒロインなんかではなく、出番が多くて主人公とよく絡むものの、物語上の重要度は然して高くはなかったということなのだろう。
演じる宮村優子もガヤなどではずっと参加していたが、ようやくレギュラーキャラとして正式にクレジット。

綾波レイとは別の意味で少女としてセックスアピールするアスカ。
登場時のインパクトの強さもそうだし、主人公を見下した高飛車な態度も、レイとはまるで違う美少女ぶりもヲタクの性癖に刺さる。
物語のひっかきまわし役として、彼女がいたから番組を見続けられたという人も決して少なくないのだろう。

第九話「瞬間、心、重ねて」では、シンジとアスカが完全にシンクロして攻撃しない限り使徒は倒せないということから猛特訓が行われるお話。
もっとも深刻な状況にありながらも二人の特訓はかなりコミカルに描かれ、時に学園を舞台にしたラブコメ風と言ったら言い過ぎか。
シンジと全く噛み合わずにやる気をなくしたアスカに対し、一発で見事に合わせてしまうレイ。
この二人もまた噛み合わないあたりが、何やら先行きの不安を感じさせる。

ただそんな中でもアスカの持つ昏い一面が時折顔を覗かせる。
彼女もまたレイとは違った意味で「何も持たない」「自分の居場所がない」少女なのだ。

物語上では八話においての重要なポイントは、アスカではなく加持リョウジの登場だろう。

by odin2099 | 2023-04-25 21:04 | テレビ | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


by Excalibur
カレンダー