『海のトリトン』

「まい・ふぇいばりっと・む～び～ず」、次なる作品は＜宇宙戦艦ヤマトフェスティバル＞から『海のトリトン』。
劇場公開時に拘っているので、前半、PART1のみの鑑賞です。

いい加減テレビシリーズ全話を見なきゃなあと思いつつ今日まで来てしまいましたが、ダイジェストでもこれがなかなか面白いんですな。
『トリトン』の知識はこの劇場版と、それに先駆けて発売されたドラマ編ＬＰ、更に後年になって出版されたコバルト文庫のノベライズ版くらいしかないのですが、それだけで「好きなアニメ」に入れたくなってきます。

そして音楽。
西崎プロデューサーは、『宇宙戦艦ヤマト』ほど製作に全面的には関わっていないとの話も聞きますので、こと音楽面についてもどのくらい権限があったのかはわかりませんが、ダテに音楽業界で生きてきたわけじゃないんだな、と感じさせてくれます。

西崎義展だけでなく手塚治虫、富野由悠季とビッグネームが３つも並び、日本で初めてファンクラブが作られた作品との噂もありますし、『ヤマト』や『科学忍者隊ガッチャマン』などと共に黎明期のアニメブームを支えた作品ではありますが、今はやや忘れ去られた感があるのが残念なところです。

最近の子どもたちは甲子園のアルプススタンドから流れてくるメロディが、この作品の主題歌だってことを知らないかもしれませんねえ。

＜過去記事＞
https://odin2099.exblog.jp/2852093/
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