『美女と野獣』
2023年 06月 10日

「本編ノーカット」とは謳ってないし、前回よりも放送時間が短いのでカット版のはずだけど、気にならないくらいの面白さ。
アニメ版との乖離も少ないし、ディズニーアニメの実写版という括りを外した一本の映画としても良く出来てると思う。
ベルの母親に纏わる過去話は必要だったのかな?と思わないでもないし、ル・フウがLGBTキャラとして描写される必然性(最後にガストン側からお城側に寝返るのも)が見出せないけど、野獣が元”王子様”らしいインテリぶりを発揮し、ベルが惹かれていく過程が丁寧に描かれているのは良いアレンジ。
配役にもLGBTへの配慮というか忖度が窺えるものの、イメージが崩れるというほどのこともなし。
舞台っぽい演出はやや気になるものの、ミュージカル映画だからねえ。
放送で気になったのはCMの入れ方で、ここに挟むんじゃなく、このシーンの前(あるいは後)の方が場面転換的にもスムーズじゃね?と感じる箇所も幾つか。
テレビ放映だから贅沢は言えないんだろうけど、今回が初見だという人もいるだろうから、せめて気持ちよく見られる工夫はして欲しい。
<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/25716300/
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