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『王様の剣』(1963)

『王様の剣』(1963)_e0033570_20454287.jpg偉大な国王が後継ぎを決めないまま崩御。
名乗り出る者は多く戦乱は続き、国は荒廃していった。
そんな中、石台に突き立てられた剣が出現。
剣の柄には、「この剣を引き抜いた者こそ、次期国王である」と記されていた。

原作はT・H・ホワイトの『永遠の王』で、少年時代のアーサー王の物語。
といっても劇中ではほぼ「ワート」としか呼ばれず、魔法使いのマーリンが出てくる以外はアーサー王伝説らしさは殆どない。
当初は『王さまの剣』の邦題で公開されたが、今は改められている。
ちなみにウォルト・ディズニーの生前に公開された最後のアニメ映画とのこと。

物語も、養父であるエクター卿の息子ケイの従者として育てられたワートに、未来を予見する能力を持つマーリンが学問や知恵を教えるという図式ではあるが、魚になったりリスになったり鳥になったり、魔法の愉しさをマンガとして表現することが主眼で、王や騎士として相応しい振る舞いを身につけさせたり、民の苦労を語ったりだとか、そういった要素はまるでない。

四半世紀くらい前に一度見ているがつまらなかったという記憶しかなく、内容は全くと言って良いほど覚えていなかったが、改めて見てみるとそれも致し方なし。
自分がディズニーアニメを好きじゃなかった理由が、この作品には沢山詰め込まれている。
未読だが、おそらく『永遠の王』はもっと興味深い内容なのだろう。


by odin2099 | 2023-06-14 20:51 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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