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『少年探偵団/鉄塔の怪人』(1957)

<少年探偵団>シリーズ4作目で『かぶと虫の怪奇』の続き。

『少年探偵団/鉄塔の怪人』(1957)_e0033570_20580830.jpg怪人二十面相がどうも二十面相らしくない。
変装はバレバレだし、目的の為なら手段を選ばずやりたい放題。
人命も軽んじているし、探偵団の面々はじめ人質の命も何とも思っていない模様。
これではまるで、二十面相の名前を騙る極悪人だ。

対する明智も後手後手に回って「やられた」と口にする割には、二十面相に対しては終始上から目線。
今回は身体を張ってヘリコプターにぶら下がっての危険なスタントなどもこなすが、大きなことを言いながらも詰めが甘いのはいつものこと。
これが日本一の名探偵の正体なのか。

明智先生以上に頑張っているのが団長の小林少年。
二十面相のアジトを突き止めたのも小林少年なら、人質救出にもっとも貢献したのも小林くん。
その分危険な目にも合わされたが、団員たちも明智先生より小林団長に感謝した方がいいぞ。

クライマックスは警官隊対二十面相軍との大銃撃戦。
子供たちが人質に取られているのにバンバン撃ちまくる(流石に途中で先生が止めに入るが)。
最後は二十面相が鉄塔から落下してエンド。
ショッカーの改造人間でも落下したら死にそうな高さだが……
それじゃあシリーズ終わっちゃうしなあ。
by odin2099 | 2023-07-08 10:49 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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