『宇宙戦艦ヤマト2205/新たなる旅立ち』第1巻
2023年 07月 16日
しかしエンディングは、どうせなら「ヤマト!!新たなる旅立ち」流しても良かったような。
「星に想うスターシャ」を流して欲しいとか思ってた時期もあったけど、さすがにそれは合わないか。
ストーリーの導入部が違う。
いきなりデスラーがボラー連邦からガルマン星を解放する件から始まるし、『ヤマトIII』から前倒しで土門竜介クン出てくるし、なんだけど、旧作同様のシークエンスには旧作と同じBGMが流れ、それがピタリとハマる、というのは凄いもんだ。
『新たなる旅立ち』は好きなBGMが多いから、聴いてるだけで旧作の場面をダブらせ、熱い想いがこみ上げてくる。
しかしそうなると、「新コスモタイガー」とか『2199』で無理矢理使わなくても良かったよなあと思ってしまう。
コンサートじゃ再三取り上げられたけど、劇中じゃ1回しか流れてないし、今回まで取っておいた方が効果的だったなあ。
まあ詮無いことだが。
艦長命令で出航の指揮を執ることになった土門にピリピリの北野。
旧作じゃ自分の見せ場(でもあり、やらかしちゃったりもしたけど)を取られちゃった腹いせもあるのかね。
『ヤマトIII』からの繰り上げ要素としては、島がヤマトの副長になってることも挙げられる。
本来なら島も僚艦の艦長になっててもおかしくないと思うが、そうするとヤマト艦内で古代を補佐する人がいなくなっちゃうからねえ。
いざという時に指揮を替る人間も。
旧作の『新たなる旅立ち』は、ヤマトがやや脇に廻りデスラーが主役になっていたが、多分それを回避するための土門であり、藪の存在なのだろう。
これによってヤマト艦内のドラマも薄っぺらくならずに済んでる。
次回作『3199』の進捗状況についてはあまり芳しくない噂が聞こえてきているが、せっかく登場させた土門をはじめとする新乗組員たちを無駄死にさせないことを願いつつ、続報を待とう。