『タイタンの戦い』

ハリーハウゼンのギリシャ神話譚の第２弾。

折からのＳＦ映画ブームの渦中に公開された作品だが、『スター・ウォーズ』、『未知との遭遇』、『スーパーマン』、『エイリアン』といった最新鋭の特撮技術を駆使した作品群にあって、敢えてアナログ技術の集大成といった趣きで、その心意気や良し。

また続くファンタジー映画ブームの先駆けになった感もある。
この作品があってこその『エクスカリバー』や『コナン・ザ・グレート』、『ダーク・クリスタル』だと思うのだが如何だろうか。

結果的にこれがハリーハウゼンの遺作になってしまったが、ハリーハウゼン本人は公開から30年以上も存命。
幾つかの作品にカメオ出演するなど映画界との接点を断ち切ってしまった訳ではないので、もう１～２本くらいは携わった作品が見たかったものだが、時代の流れに逆らうことは出来なかったのだろうな。

ところでこの作品は、前にも記した通り密かな見せ場が幾つかある。
ダナエが赤子のペルセウスに授乳する場面では正面からおっぱいが丸見え。
少し成長したペルセウスと連れ立って浜辺を歩く場面では、後ろ姿ではあるが全裸である。

また生贄にされるアンドロメダが身を清める場面では、後ろ姿ながら身体を弱冠捻っているので乳首が見えるか見えないかの際どさ。
更にそのまま階段を上っていくので、可愛いお尻を披露してくれる。
造り物だがメデューサもノーブラだったりで、この作品、決して子供向け映画ではないのだ。

＜過去記事＞

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