次なるミッションは――
見上げれば首都高という凄いロケーションにある神社。
元々この地(「鎧の渡し」)にあった鎧稲荷と兜塚が合併して成立したのが兜神社で、東京株式取引所(今の東京証券取引所)の設立にあたって証券界の守り神にして商業の神様として造営されたとのこと。
ということは比較的新しい神社ということになるかな(といっても明治時代だから、かれこれ150年近い歴史があるけれど)。
境内には兜岩と呼ばれる巨岩があり、これが兜町という町名の由来だそうだが、なんで兜岩というかについては、藤原秀郷(俵藤太)が討ち取った平将門の兜を埋めて供養したというものや、源義家がこの岩に兜をかけて戦勝祈願をした、あるいは凱旋帰還した際に自分の兜を埋めたなど諸説あるらしい。
また「鎧の渡し」も将門や義家に纏わる伝承があるようで。