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『アルゴ探検隊の大冒険』

ハリーハウゼンのギリシャ神話譚第1弾で、「午前十時の映画祭13」にて劇場で鑑賞。
本作に登場するヘラクレスはペルセウスのひ孫のはずなので、時系列的には『タイタンの戦い』→『アルゴ探検隊の大冒険』となるはず。

『アルゴ探検隊の大冒険』_e0033570_17202257.jpgこれまではTOHOシネマズが近場になかったり、出来たなと思ったらなかなか見たい作品とタイミングが合わなかった「午前十時の映画祭」だったが、ようやく今回が初参戦。
テンポがゆったりし過ぎているように感じられたり、画質があまり宜しくなかったりはするものの、やはり特撮映画は大きなスクリーンで見るべき。
テイロス、ハーピー、ハイドラ、骸骨剣士らハリーハウゼンによって命を吹き込まれたクリーチャーたちの勇姿は、一度は映画館で体感すべきだろう。
いつか『タイタンの戦い』も、もう一度スクリーンで見たいものだ。

それにしても神々は気まぐれ。
ペリアスは決して褒められた存在ではないかも知れないが、ジェーソンに一方的に復讐されるのは少々気の毒だし、そのジェーソンにしたって”神の意志”の前なら何をしても構わないという態度は、凡そ物語の主人公に相応しい性格とも思えない。

『タイタンの戦い』にしたって、それぞれの神が好き勝手な理由を並べ立てて片方を依怙贔屓し、一方を貶めたり罰したり、キャラクターになかなか感情移入しにくいのがこれらの作品を今一つ愉しめない原因だろうか。
『アルゴ探検隊の大冒険』_e0033570_17201402.jpg
【ひとりごと】
本作のヘラクレスは良いところなし。
自分勝手な行動で仲間を危険な目に合わせたのに、謝罪も反省もなし。
おまけに逆ギレして離船する始末。
これから旅は更に困難なものになるというのに序盤で退場とは、単なるトラブルメーカーでしかないな。

<過去記事>


by odin2099 | 2023-08-22 17:36 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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