『仮面ライダージャンヌ&仮面ライダーアギレラ withガールズリミックス』(2022)
2023年 08月 23日
全3話構成だがBlu-ray&DVDは一本の作品としてまとめられたヴァージョンで、自分が見たのもそちら。

駆けつけたさくらたちは、花を守るべく奮戦するのだが――。
井本彩花(五十嵐さくら/仮面ライダージャンヌ役)と浅倉唯(現・椛島光。夏木花/仮面ライダーアギレラ役)のW主演に、山本ひかる(鳴海亜樹子役)、高山侑子(大門凛子役)、工藤美桜(深海カノン役)、松田るか(ポッピーピポパポ/仮面ライダーポッピー役)、滝裕可里(滝川紗羽役)、大幡しえり(ツクヨミ/仮面ライダーツクヨミ役)、鶴嶋乃愛(イズ/仮面ライダーゼロツー役)、アンジェラ芽衣(神代玲花/仮面ライダーサーベラ役)と女性キャストが勢揃い。
スケジュールの都合だろうが、井桁弘恵は仮面ライダーバルキリーとして声の出演のみに終わったが、更に夏木ユリ子(黒江ユリ子)/電波人間ブラックタックルとして文音、ミスタイタンの声のみならずその正体である藤本光子役として松本梨香が顔出し出演している。
脚本は内田裕基、監督は当然?必然?の坂本浩一で、『ガールズ・イン・トラブル スペース・スクワッド EPISODE ZERO』に連なる作品だろう。
メイキングを見ると実に楽しそうだ(まあ監督の現場はいつもそうだが)。
W主演を謳いつつも実質的なメインは椛島光で、ロック調の主題歌も歌い、ひたすら可愛く、格好良く、時にセクシー。
Blu-rayにはこの主題歌のMVも収められているが(というか3話分のノンスーパー・エンディングだろう)、これはもう彼女のファンなら必見だろう。
ただお話の方は正直言ってあまり面白くはない。
監督の拘りによって、脚本の執筆中にも当初の予定よりどんどん女性キャストが増えていったようだが、その弊害が出たというべきか、せっかくの美女軍団も右往左往してるだけで見せ場を上手く作れていない。
キャラクター同士の絡みも少なく、これなら半分くらいに減らしても良かったように思う。
あるいは本編時間をもっと伸ばして90分クラスにするか(再編集版は57分)。
それでもズラリと揃った女性キャスト陣は目に嬉しい。
個人的には落着きの出てきた山本ひかるが感慨深かったし、鶴嶋乃愛のキュートさが特に光っていた。