『地球防衛軍』
2023年 08月 25日

劇場で初めて見るので楽しみにしていたのだが……やはり自分には合わないらしい、この作品。
以前にも書いた通り田舎村の夏祭りから始まるのは、その長閑さ、ローカル性から「え?何の映画だっけ?」と思ってしまうし、富士の裾野に前線基地を設けたミステリアンとの一大攻防戦を描いてはいるが、全世界規模の危機という雰囲気までは出ていない。
その結末も、人類の英知を結集しての勝利というより、一人の地球人の裏切者が土壇場で改心してダメージを負わせたからで、せっかくの新兵器群も時間稼ぎの役には立ったかもしれないが、相手に対してどの程度の効果があったかは不明だ。
結局はタイトルから物凄く壮大なイメージを抱き過ぎて、実際に見た作品とのギャップが大きすぎ、かつ盛り上がりに欠けるというのが自分に合わないポイントなのだろう。
特撮技術は今見ても凄いと思うし、メカニックを含めた美術全般は好きだし、お馴染みの俳優さんが揃っているのは安心感があるし、伊福部メロディは格好良いし、ちょっとしたお色気シーン(?)も嬉しいのだけれども…。
【ひとりごと】
裏切者の白石だけど、自分の婚約者をミステリアンの花嫁に差し出せと言われて何とも思わなかったのかな。
それとも、だから一方的に婚約破棄したのか?

https://odin2099.exblog.jp/3019399/

まあでも今見ると、宇宙人と地球人の遺伝子合うのかとか思う。その遺伝子を合わせる技術があるなら身体の方も治せそうだし。いや、「宇宙戦艦ヤマト」や「ボルテスV」みたいに基本、人型宇宙人は交配が可能と言う科学的な見地が実はあるのかもしれない。
「怪獣大戦争」ではX星人との恋愛関係が描かれていたから、東宝特撮世界ではヒューマノイドはルーツが同じというお約束があるのかもしれない。
M宇宙ハンター星雲人は明らかに異種異根の生命体だけどね。