人気ブログランキング | 話題のタグを見る

『宇宙大戦争』

いきなり宇宙ステーションが宇宙人の攻撃を受け、爆発!
そこに勇壮なメロディーが流れ、バーン!と出る「宇宙大戦争」のタイトル。
正に「掴みはOK」なオープニングで、これは『地球防衛軍』とは好対照。

『宇宙大戦争』_e0033570_17300021.jpg攻めてきたのはミステリアンかと思いきや、ナタール人。
安達博士に白石江津子、リチャードソン博士、インメルマン博士と『地球防衛軍』と同じ名前の人物が出てくる(インメルマン博士だけ同じ演者)のだから、既知の存在であるミステリアンが逆襲してくる方が話は早いと思うのだが、何故かそうはならない。
『フランケンシュタイン対地底怪獣』と『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』同様の”姉妹編”というやつで、どうもモヤモヤが残る。
単純な続編に出来ない諸事情があるのだろうが。

キャストも『地球防衛軍』に比べると格が上がり、物語の大半がロケット内部か月面上ということで力の入り具合も違うが、勇ましいのは出だしだけで後は全体的にのんびりムードが漂ってしまうのは頂けない。
といってもこれは、映画が作られた時代の”空気”に影響されてる部分もあると思うのでそこは大きくは問わない。
ただ現代からすると些か間延びしてるというか、モタモタしている感がある、というに留めておく。

どちらが好きかと問われれば『地球防衛軍』よりは『宇宙大戦争』。
いずれこの作品も再上映の機会があれば、是非一度は大スクリーンで堪能したいものだ。

<過去記事>


by odin2099 | 2023-08-27 17:31 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


by Excalibur
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31