７．鎧神社

御祭神は日本武命に大己貴命、少彦名命、そして平将門公。なんだか強そうである。日本武命が東征の時、甲冑六具の内を此地に蔵めたと伝えられているのだが、病を得た藤原秀郷が将門公の鎧を収め、病が癒えたという伝承もある。さて、これまで鳥越神社に始まり、兜神社、将門塚、神田神社、築土稲荷神社、早稲田水稲荷神社と回ってきたが、これらは「将門北斗七星」と呼ばれ、江戸の結界になっているとのこと。
また一日で（日の入りまでに）順番通りに全てを回り切れればご利益がある、とも言い伝えられているそうな。ご利益は兎も角、攻略ゲームみたいでいつかチャレンジしてみたいと思い続けて二年近く。
ようやく今夏挑戦してみた次第。
ただ事前に交通ルートを調べて臨んだものの、意外に時間がかかる。
いつ頃から結界巡りが注目されるようになったのか知らないが、公共交通機関がなく足だけが頼りだった江戸の御世には相当難儀だったことだろう。