10/6から8まで東京国際フォーラムホールAで、都合4公演行われるボストン・ポップス20年ぶりの来日コンサートの、7日の昼公演へ行ってきた。
ボストン・ポップス桂冠名誉指揮者でもあるジョン・ウィリアムズの名曲をたっぷり楽しもうという趣向で、ゲストとしてピアノの角野隼斗が参加。
指揮は第20代の常任指揮者のキース・ロックハート、演奏はボストン・ポップス・エスプラネード・オーケストラ。
オープニングは「スーパーマンのテーマ」で、この曲が演奏されている間はステージ両サイドのスクリーンにジョン・ウィリアムズが携わった映画の場面が次々と映し出されるのだが、『スーパーマン』シリーズが映っている時は良いのだけれど、『スター・ウォーズ』や『ハリー・ポッター』、『ホーム・アローン』に『ジュラシック・パーク』ナドナドが映し出されると頭がバグるので止めて欲しい。
また『未知との遭遇』を演奏してる際にも本編映像が映し出されていたが、これまた実際に流れているのとは無関係な場面ばかりだったので見ていて大混乱。
まあ普通の人は気にならない(気にしない)のだろうけど、熱心なファンが(一部には)いることも心に留めておいていただきたいものだ。
ついでに言うと、演奏の合間に作品についてのジョン・ウィリアムズのコメント映像が流れるのだが、こちとら2階席の最後尾にかなり近い席だったもので、画面に映し出される字幕が全く読み取れなかった。
東京国際フォーラムにこの辺を期待しても仕方ないのだろうが。
演奏そのものは大変素晴らしく、サントラ盤などで馴染みのある”オリジナルな”イメージと遜色ない音が次々に流れてきて感激。
『サブリナ』や『イーストウィックの魔女たち』の音楽は、じっくり聴くのは初めてかと思うが、ジョン・ウィリアムズらしい親しみやすい旋律で心地良いひと時を過ごせた。
ただプログラムの中にガーシュウィンの曲が入っているのは何故だろう?
パンフレットにも特に選ばれた理由は書かれていなかったが、ちょっと浮いているような気が(ちなみに夜の部ではルロイ・アンダーソンの曲だったようだ)。
そしてこのコーナーでのアンコール曲は、同じくガーシュウィンの「アイ・ガット・リズム」。
全体のアンコールは「酒場のバンド」。
この曲をオーケストラで演奏するのは結構珍しいのでは?
コンサートはこの後、10/10にサントリーホール、10/12・13にはフェスティバルホールでも行われ、プログラムは全7公演で5通り用意されている。