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『旅するローマ教皇』(2022)

『旅するローマ教皇』(2022)_e0033570_19135114.jpgナレーションもなく、年と国名表示だけで淡々と進む。
第266代ローマ教皇フランシスコは、就任以来9年間で37回旅に出て、53ヶ国を訪問した、その記録集。
冒頭のテロップによると、大半はアーカイヴ映像から採られているとのことなので、スタッフがその長い道のりを密着取材したものではないらしい。

ブラジル、キューバ、イスラエル、パレスチナ、フィリピン、アルメニア、アラブ首長国連邦、イラク、それに日本……
こんな国にまで?と思うような場所へも旅をし、ロシア正教会やイスラム教の指導者とも会見し、民衆の前で平和の尊さ、夢見ることの大切さを語りかける。
そして過ちをを認め、謝罪する。

ローマ教皇なんて正直言ってベールの向こう側の人、自分には全く無縁な人というイメージしか抱いていなかったが、市井の人と積極的に触れあい、言葉を交わす姿には、決して宗教的とは言えない自分にとっても数センチ程度は身近な存在に感じられるようになった気がする。

ただこれといった解説のない中で様々な国を訪れ、語り、また次の国へ、という映像が繰り返し流れるだけなので、途中で何度も睡魔に襲われた。
何かもう一工夫欲しかったところなのだが、作り手としては極力、教皇自身の生の言葉を伝えたかったのだろうと推察する。
その内容は、といえば「綺麗事」が並んでいるのだが、「綺麗事」で何故悪い?とも思えてくる。


by odin2099 | 2023-10-20 19:15 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)

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