『私がやりました』(2023)
2023年 11月 09日
無名女優のマドレーヌは著名なプロデューサーのモンフェランに呼び出されたのだが、端役と引き換えに愛人契約を持ち出されて憤慨して帰宅する。マドレーヌは噓の自白をし逮捕され、裁判で争われることになった。
検察側はあの手この手でマドレーヌを貶め、有罪にしようと目論むが、ポーリーヌはこれに毅然と立ち向かい、見事に正当防衛での無罪を勝ち取る。
一躍時の人となった二人の元には取材や仕事のオファーが次々と舞い込むが、そこに今は落ちぶれた往年の大女優オデットが現れ、モンフェラン殺しの真犯人は自分だと告げ、二人が手にした富と名声を返せと要求してくる。
時代設定は1935年だが、彼女たちは極めて現代的な”強い女”なのである。
そしてどちらも可愛い。
マドレーヌ役のナディア・テレスキウィッツは途中で胸元を開けてくれるのでビックリだし、ポーリーヌ役のレベッカ・マルデールと一緒に入浴シーンがあったりでサービス精神も。
周囲からは好奇な目を向けられながらも、二人に同性愛的な描写を入れなかったのも良い。
この二人に振舞わされるダニー・ブーン、ファブリス・ルキーニ、アンドレ・デュソリエ、エドゥアール・スルピスといった男性陣の情けなさが光るし、圧巻なのは往年の大女優を演じたイザベル・ユペール。
胡散臭さ満点だし、この人が出てくると画面が一気に締まる。
それでいてトラブルメーカーではあるものの、意外といい人だったりで一番の儲け役だ。
最後は割とあっさり終わるのが予定調和で物足りないが、エンドロールで主要キャラクターの「その後」を新聞記事という形式で紹介していくのだが、ヒロインたちはハッピーな結末を迎えるものの、ロクでもない奴はやっぱりロクでもないし、イイ人そうだった人も軒並み転落人生を送っていて、これまた痛烈なしっぺ返し。





