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『すみっコぐらし/ツギハギ工場のふしぎなコ』(2023)

『すみっコぐらし/ツギハギ工場のふしぎなコ』(2023)_e0033570_09035585.jpg劇場版第3弾で、今度は森の中にある不思議な工場にまつわるお話。

探し物をしているうちに工場に辿り着いたすみっコたち。
そこはオモチャを作る工場で、みんなはそこで働くことに。
ところがそこには秘密があって…という具合で、意外にも後半はアクションシーン満載?!
このミスマッチ具合もなかなか宜し。

また序盤でシロクマの家族に纏わるお話が出てくるのだが、これが終盤での目くばせになっているあたり、伏線回収もお見事。
出足は前作前々作よりも上らしいので、この分だと第4弾第5弾も作られそうな感じ。

ところで今回のナレーションは本上まなみ一人。
これまでは井ノ原快彦とのコンビだったが、一連の旧ジャニーズ事務所を巡る騒動の煽りを喰らって降板。
時期的にはおそらく収録は終わっていただろうから、部分取り足しだったのか、それとも全面取り直しだったのか。
いずれにせよ追加の費用は発生していると思われる。

この件に関しては「やり過ぎだ」とか「所属タレントに罪はない」と擁護する意見も多々見られたが、そんなことを言ってられるほど甘い問題じゃないんだぞ、ということ。
それに「加害者は創業者で所属タレントは全て被害者」という前提条件には疑問符が付く、ということを言っておきたい。

一部マネージャーにも加害者がいると報じられていることから、これは組織ぐるみの犯罪行為と言えそうなワケで、そうなるとタレントにも加害者がいたんじゃないの?という疑念は捨てきれないということ。
ということで今回の降板劇は致し方ないところ、だと思う。

で、前作前々作以上にお客さんが入っているということは、今のところ降板劇は作品にとってマイナスに作用はしてないということだから、今回の決断は支持されるものだったということだろう。
それこそ「作品には罪はない」のだから。


Commented by ふじき78 at 2023-11-16 01:16 x
井ノ原快彦氏の降板については、予告編を差し替えられた劇場もあれば、最後の週まで井ノ原快彦氏の声が残ったままの予告編を流し続けた劇場もあったので、よく間に合ったな感が強い。だからけっこう知らずに見た人も多いかもしれない。ただ、氏のナレーターがいい味ではあるが、そこが番組を選ぶ際の基準ではなかったという事でしょう。本上まなみ一人でも大丈夫な事は分かったが、緩急的には男女二人組の方が良い気がする。
Commented by odin2099 at 2023-11-16 23:21
> ふじき78さん

予告編は、自分の記憶だと最初に流れたのが本上まなみ一人のヴァージョンで、次が井ノ原&本上コンビ、そして最後に本上まなみ一人の別ヴァージョンが流れてたような…?
チラシはギリギリで本上まなみ一人がクレジットされたものに差し替わってました。
パンフレットも原稿差し替えになったりしたでしょうから、スタッフの皆さんはお疲れさまでした。

ナレーションは元々二人とはいっても掛け合いじゃなく、場面によって振り分けていたから、今回一人になってもそんなに違和感感じなかったなあ。
そもそも前作の時も前々作の時も、二人もいらないと思っていただけに。
by odin2099 | 2023-11-11 08:50 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(2)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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