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『007/ドクター・ノオ<4Kレストア版>』

『007/ドクター・ノオ<4Kレストア版>』_e0033570_15472547.jpgリバイバル第2弾の2本目は、記念すべきシリーズ第1作『ドクター・ノオ』。

この時のショーン・コネリーは31か32くらいだが、ふてぶてしいくらい貫禄があってとてもそうは見えない。
逆にこの重厚感は、後のボンド役者誰一人として出せなかった。

Mは指令を与えるだけ、マネーペニーとは軽いやり取りがあるけれど、Q(ではないんだっけ、この時は)とは事務的に接するだけ。
特殊装備に頼ることのないボンドというのも新鮮だが、その一方で以前にも書いたように後のシリーズのフォーマットは殆ど出来上がっている。
当初からシリーズ化を念頭に置いていたのだろう。

モンティ・ノーマン作曲の「ジェームズ・ボンドのテーマ」も、本作のタイトルバックから早速登場。
おそらく今後のシリーズでも、このメロディはどこかで必ず一度は流れるのではないだろうか。
逆に言えば、このメロディさえ流れれば、即座に「007」ムードに早変わりという切り札的存在でもあり、また使いどころが難しい強力なアイテムでもある。
流しっぱなしでは飽きてくるし、「ここぞ」というタイミングで流れてこそ観客も喝采を送るのである。

この『ドクター・ノオ』ではまだジョン・バリーが参加しておらず、音楽担当者のクレジットはノーマンのみで、しかも「キングストン・カリプソ」や「マンゴーの木の下で」など劇中で流れる歌もあるせいか、音楽はあまり「007」っぽくは感じない。
2作目以降は恒例となる主題歌もまだなく、音楽面ではまだ黎明期といったところだろうか。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/3507212/
https://odin2099.exblog.jp/27447587/『007/ドクター・ノオ<4Kレストア版>』_e0033570_15481457.jpg
by odin2099 | 2023-11-25 15:53 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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