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『グリックの冒険』(1981)

『グリックの冒険』(1981)_e0033570_18463314.jpgペットとして飼われていたシマリスのグリックは、ある日伝書鳩のピッポーから、北の森には君たちの仲間たちが大勢暮らしていると聞かされ、姉を残して冒険の旅へ出ることを決意する。
途中でドブネズミのガンバと出会い、仲間の大切さを学ぶ。
そのガンバに連れられて北の森に辿り着いたと思ったのも束の間、そこは動物園だった。
そこでの暮らしも悪くないと思い始めた矢先、のんのんというシマリスから「もう北の森へ行く気はなくなったのか」と問い詰められ、自分の目的を思い出し再び旅を始める。
だがそのグリックをのんのんは追いかけ、二匹で北の森を目指すことに。

原作は斎藤惇夫の小説で、『冒険者たち/ガンバと十五ひきの仲間』『ガンバとカワウソの冒険』と続くシリーズの一作目。
ただ時系列的には『冒険者たち』と『カワウソ』の間に位置するらしい。
キャラクターデザインは『冒険者たち』のアニメ版『ガンバの冒険』と同じ椛島義夫だが、製作会社が異なるためか全く異なるものになっている。
脚本は田波靖男、監督は西牧秀夫、声の出演は水島裕、麻上洋子、富田耕生、青野たけし、吉田理保子ら。

30年ほど前に<ガンバの冒険大会>と題した3本立てで見て以来の鑑賞で、その時も既に10年以上前の作品だったにも関わらず「全く色褪せてない」「実に面白い作品」とメモを残していたが、今見てもやはり面白い。

上映時間は1時間半なので原作をかなりそぎ落としているのだろうが、二匹のシマリスが北の森を目指すというストーリーに、自然の厳しさと美しさを織り交ぜ、シンプルにまとめているので非常に見易い。
また主題歌をはじめ音楽も良く(担当は小六禮次郎)、今は気軽に視聴出来る環境にないらしいのが勿体ない。

ちなみにガンバが出てくるのは序盤のみ(終盤では回想シーンがあるが)。
グリックに大きな影響を与えた重要キャラだが、出番はそれほど多くはないので要注意。
by odin2099 | 2023-12-06 18:48 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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