『2001年宇宙の旅』
2023年 12月 09日
今日見られるSF映画の源流は、1977年の『スター・ウォーズ』『未知との遭遇』、78年の『スーパーマン』、79年の『エイリアン』辺りにあると思うが、差し詰めこの68年を”SF元年”と位置付けてもそう的外れではないと思う。
時代の空気がそうさせたのかもしれないが、人間に対しての冷徹な視線やペシミズムが感じられる。
全体的にドライな、乾いた世界の物語というか。
圧倒されはするが、残念ながら自分好みの世界観とは言い難い。
興味は持ちながらも、どちらの作品も「好き」とは言えない理由がそこにある。
高位の知的生命体との邂逅ならば、どことなく”優しさ”の感じられる『未知との遭遇』、隔絶され管理された空間での恐怖ならばまだ『エイリアン』の方が耐えられるし、宇宙は『スター・ウォーズ』のような冒険心に満ちた場所であって欲しい。
それが自分好みの世界だ。
<過去記事>
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