『シルバニアファミリー／フレアからのおくりもの』（2023）

もうすぐシルバニア村に、年に一度の星祭りがやってくる。

しかし星祭りの日は、お母さんのテリーの誕生日。

ところがフレアは、まだお誕生日に何をプレゼントしたらいいのか思いつかない。
それにフレアは、お祭りのメインイベント「今年の木」を選ぶ役にも選ばれる。
そこで親友のラルフやライラに相談するのだが……。

「シルバニアファミリー」は、古くからある動物のお人形程度の認識しかなかったのだが、予告を見て興味が出てきたので鑑賞。
人形を使って撮影したのかと思ったら3DCGだったけど、人形の質感も良く出ていたように思うし、何よりももっと無表情だと思ってたのにかなーり可愛い。

プロローグとエピローグで挟んだ全３話の連作短編で、上映時間は65分。
きちんとお話がまとまっているし、悪者が一切出てこないハートウォーミング・ピクチャーの秀作で、脚本・小林弘利、監督・小中和哉コンビは安定のクオリティ。
思わぬ拾い物といったところで、このレベルなら次も見てみたい。

キャストはいわゆるタレント吹替だが、総じて好演。

中には若干一名、ちょっと……という人がいるけれど。

しかしシルバニアファミリーって純国産だったんだ。

てっきり海外からの輸入オモチャだと思ってた…。