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『エマニエル夫人<4Kレストア版>』

『エマニエル夫人<4Kレストア版>』_e0033570_20520265.jpgかつて旧作を見るにはテレビで放送してくれるのをチェックするか、あるいはごく稀にリバイバル公開されるのを待つしかなかったが、それがビデオやDVDといった形で販売されたりレンタルされるようになったことで、敷居はだいぶ低くなった。
最近はその主戦場が配信へと移り変わってきたが、それだけじゃなくお色直しして再びスクリーンへ掛けるという試みも少しずつ行われている。
これもそんな一本。

劇場の大きなスクリーンで、ボカシもないシルビア・クリステルのヌードが堪能できるとはいい時代になったものだ。
シルビア・クリステルだけでなく、有閑マダムのマリアンヌ役のジャンヌ・コルタン、奔放な少女の面影を宿すマリー・アンジュ役のクリスティーヌ・ボワッソン、エマニエルが心強く惹かれる自立した女ビー役のマリカ・グリーンら、年齢や体つきの異なる女優陣が惜しげもなくその肢体を晒してくれる。

初公開が1974年なので、撮影時期を73~74年と仮定するとシルビア・クリステルが21か22歳、ジャンヌ・コルタンが35か36、クリスティーヌ・ボワッソンはなんと17か18、マリカ・グリーンが30か31なので各年代選り取り見取りだ。

しかし相変わらずお話はピンとこない。
何故マリオが周囲から一目置かれているのか。
そしてマリオを毛嫌いしていたエマニエルは、夫からの指示とはいえマリオに振り回され酷い目に遭わされるものの、最後には蛹が蝶と化すように艶やかに脱皮してみせる。
何がどうしてそうなるのか、疑念は尽きない。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/8428726/
https://odin2099.exblog.jp/27476410/


by odin2099 | 2023-12-30 20:55 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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