人気ブログランキング | 話題のタグを見る

『僕が宇宙へ行った理由』(2023)

『僕が宇宙へ行った理由』(2023)_e0033570_21212739.jpg少年時代から宇宙への憧れを抱いていた実業家の前澤友作が、民間人でも宇宙旅行が出来ることを知り、遂にISSに滞在するに至るまでに密着したドキュメンタリー映画。

かつてNASDA(現・JAXA)が日本人初の宇宙飛行士を募集し、いよいよ宇宙へという段になって事故によって計画が延期になり、その間にテレビ局が社員を日本人初の宇宙飛行士かつ民間初の宇宙飛行士として打ち上げた時も何か釈然としない思いがあったが、今回も金で宇宙旅行を買うという行為が俗物的に感じられたのだが、今は金持ちの道楽かもしれないが、いずれ誰でも宇宙に行ける日が来る、そのテストケースというかモデルケースとしての意義はあるのかもしれない、と映画を見て考えを改めた。

また検査や訓練の過程やソユーズの船内、それにISSの内部にプライベートなカメラが入ることも稀だろうから、これはこれで貴重な映像。
約1時間半の映画の内、序盤は前澤友作のライフストーリーで、その後で大きな比重を占めるのが宇宙飛行士の訓練風景。
そして残り三分の一ほどがISSでの生活ぶり。
個人的にはもっとISS滞在中の映像を増やして欲しかったが、多分それらはテレビ番組やYouTubeで配信したために敢えて外したのだろう。

ラストは地球帰還の二カ月後に起こった、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻に触れている。
皮肉なことに、国境のない、どこの国の出身か関わらずに協力体制が培われているISSと、相も変わらず争いを続けている地上とが対比されることに。


by odin2099 | 2023-12-31 21:24 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


by Excalibur
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30