『エクスペンダブルズ・コップ』(2007)
2024年 01月 18日

それとも捜査チームの他のメンバーなのか、あるいは不可解な行動を取るエンジェルなのか。
ドン“ザ・ドラゴン"ウィルソン、オリヴィエ・グラナー、ゲイリー・ビジー、フレッド・ウィリアムソンらB級(C級?)アクションスターを集めた刑事物で、監督はアート・カマチョ。
『エクスペンダブルズ』の便乗作品かと思ったら、製作されたのはこっちの方が先。
良くぞ発掘してきたもんである。
キックボクシングのチャンピオンだった二人のアクションスターの共演作、本家の『エクスペンダブルズ』よりも好きな人は好きだろう。
ただ二人とも動きはもっさりしてるし、時折スローモーションになるのもかえって逆効果。
おまけに相手が撃った弾には当たらず、自分たちは百発百中なのもお約束といえばお約束だが、主人公の強さ補正にも繋がらずに迫力が削がれてしまい興ざめだ。
また裏切者は誰か?という問題も、もうコイツしかいないだろうという人がキャスティングされてる以上「あ、やっぱりね」という感じで意外性はない。
ヒロインであるエンジェルが終始怪しい動きを見せるが、ミスリードというより単に危機感に掛ける不用意な行動に過ぎなかった、というのは逆の意味で意外性があるとも言えるが。
その彼女、最後はちゃっかり組織の金を着服しちゃってるんだが、これ、いいのか?
まあ面白くはないのは織り込み済みなので、特に失望もなし。
このキャスティングにピンと来た人には特にオススメはしないものの、観るのを止めはしません、決して。