『アルマゲドン』(1998)
2024年 01月 23日

そこで石油採掘のプロたちが呼ばれ2機のスペースシャトルに分乗して小惑星へと向かうが、途中で1機は岩石の衝突により大破し不時着してしまう。
もう1機は何とか着陸に成功するものの、予想外に硬い岩盤のため作業は難航しタイムリミットは刻々と迫っていた。
大統領は計画を中止し、直ちに核弾頭を爆破させようと命令を下すのだが、NASAのスタッフや採掘チームの抵抗もあって作業は続行されることに。
だが事故が相次ぎ、作業チームに一人また一人と尊い犠牲が出てしまう。
ブルース・ウィリス、ベン・アフレック、リヴ・タイラー、スティーヴ・ブシェミ、マイケル・クラーク・ダンカン、オーウェン・ウィルソン、ビリー・ボブ・ソーントン、ピーター・ストーメアらクセ者俳優を揃えたディザスター映画で、製作はジェリー・ブラッカイマー、監督はマイケル・ベイ。
競作となった『ディープ・インパクト』よりはハッタリが効いていて面白い、と記憶していたのだけれども、改めて見るとそのトンデモぶりがちょっと気にかかる。
派手な絵作り優先の物量作戦もいいけれど、少しは節度も必要かな、と思えてきた。
現金なもんだね。
昨春にオンエアーされた「金曜ロードショー」版を見てたってこともあるだろうが、あまり活躍しないメンバーもいて、キャラクターも誰が誰やら。
150分あるオリジナル版を2時間枠での放送に合わせて切り詰めたから、正味は1時間半ちょい。
流石にカットし過ぎだな。
その割に覚えてたよりも多くの犠牲者が出ていたが、ブラッカイマーとベイに人間ドラマは期待できないし、する気もないからこんなものだろう。
そういや公開前には、松田聖子の出演が大々的に取り上げられていたのも懐かしい思い出。
ハリウッドデビューなんて騒がれてたけど、実際はカメオ出演に過ぎずに失笑を買ってたっけ。
また『SPACE BATTLESHIP ヤマト』公開時には、主題歌を同じスティーヴン・タイラーが歌ってるということもあって、結末の類似性が指摘されてもいたなあ。