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『スピーシーズ3/禁断の種』(2004)

『スピーシーズ3/禁断の種』(2004)_e0033570_19203861.jpg死の直前にイヴは、パトリックとの間に誕生した赤子を産み落とす。
その出産に立ち会ったアボット教授は赤子を攫い、サラと名付けて自宅に匿い、サラの卵子から新たな純血種を生み出す実験を行っていた。
急成長を遂げたサラは本能の赴くままに交配相手を探すのだが、なかなか適合者は見つからなかった。
一方パトリックが人間の女性と交わって生まれた混合種は免疫力が弱く、自らの種の保存のためサラを求めていた。

前作ラストから始まるシリーズ第3作目で、今度はイヴの娘であるサラが中心になる。
ナターシャ・ヘンストリッジもイヴ役で特別出演しているが、序盤だけの登場で残念ながら脱ぎもなし。
代わってサラ役のサニー・メイブリーが素晴らしいプロポーションを見せてくれる。
また混合種の一人である女性アメリアを演じたアメリア・クックも、出番が後半だけなのが勿体ないがこれまた見事なプロポーションを披露してくれる。
ただ二人とも全身は後ろ姿だけで正面からのショットは上半身のみ。
やはりこれは、あちらでは劇場公開ではなくテレビ放送されたということに関係してるのかもしれない。

『スピーシーズ3/禁断の種』(2004)_e0033570_19202458.jpg物語の舞台となるのが基本的にアボット教授の研究室と、アボットの助手となる学生のディーンの部屋(学生寮?)だけで、冒頭には軍が出てきたり終盤には政府組織の人間と思しきキーマンとなる人物が出てくるが、前作前々作ほどのスケールの大きさはなし。
その分身近な恐怖に感じられるが、SFモノというよりサイコパスな殺人鬼モノのような印象も受ける。
そして最後はちょっとしんみりさせる終わり方で、一応のシリーズの幕引きとしては意外だ。

驚いたのは、とあるシーンが『未知との遭遇』そっくりなこと。
後にJ・J・エイブラムス『SUPER8/スーパーエイト』で同じ場面を再現して見せたが、オマージュを捧げたくなるものらしい。
また少女の面影を残すサラ、妖艶な美女といった雰囲気のアメリアという二大美女なのだが、演じている女優の実年齢は逆で4つも違うことだろう。


by odin2099 | 2024-01-31 19:22 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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