『イノセント・ガーデン』(2013)
2024年 02月 02日

葬儀の日、長年音信不通だった叔父のチャーリーが現れ、そのまま屋敷に住みつくことに。
だがその日を境に屋敷に不思議なことが起き始めた。
長年勤めた家政婦が突如失踪し、屋敷を訪れた大叔母も行方不明になる。
そして母のエヴィはチャーリーと親密な関係になっていく。
脚本・ウェントワース・ミラー、監督・パク・チャヌクのミステリー・サスペンス。
出演はミア・ワシコウスカ、ニコール・キッドマン、マシュー・グッド、ダーモット・マローニー。
なんだかよくわからない映画だった。
チャーリーが最初から怪しいのはわかるのだが、割と序盤からネタばらしというか奇行に走る場面が出てくるのであれあれ?と思っていると、ヒロインのインディアも相当なもの。
フラフラと浮気心に揺れるエヴィが唯一の常識人に思えてくるのだが、結局何が言いたい作品だったのか。
チャーリーが精神を病んでいて、妄想の世界で生き、何故かインディアに執着し、そして自分の障害になる者を次々と排除していくのはこの手のキャラクターとしては王道の展開なのだが、インディアはそのチャーリーに感化されたのか、それとも潜在的に似たような闇を抱えていたのが表面化したのかはわからないが、同じようなキャラクターへと変貌していくのは正直得心が行かないのだ。
『スリーピングビューティー/禁断の悦び』を降板したミア・ワシコウスカが、代わりに出演したのがこの作品らしいのだが、なかなか変わった作品選びをするものである。
この作品にもミア・ワシコウスカのヌードシーンはあるので、脱ぐのが嫌で降りた訳ではないだろうが、どっちが良かったのか。
ちなみに脱いでいると言ってもシャワーを浴びる場面で一瞬乳首が見える程度。
母親役のニコール・キッドマンも色っぽい場面はあるけれど、こちらは一切脱いでない。