『パニッシャー』(1989)
2024年 02月 12日
キャッスルの元相棒のジェイクは、キャッスルがパニッシャーであることを見抜き、その行動に心を痛めていた。
そんな折、かつてキャッスルの家族殺害を命じたマフィアのボスのフランコが帰国し、マフィア間の抗争が激化。
更にそのフランコの組織を乗っ取るため、ジャパニーズ・マフィア(ヤクザ)のボスであるレディ・タナカが現れフランコの息子を人質にとる。
キャッスルとフランコは止むを得ず共闘する羽目になるのだが…。
『レッド・スコルピオン』に続く”人間核弾頭”ドルフ・ラングレン主演のアクション映画第2弾!
――と宣伝されているが、おそらく『マスターズ/超空の覇者』が初主演作なので、実際は3作目のはず。
マーベル・コミックのファンからは原作のイメージとは違い過ぎると不評らしいが、動きは鈍重だしマーシャルアーツもガン捌きも華麗さとは無縁だが、精悍な顔立ちと重量級のパワーアクションはなかなか格好良いと思う。
悪人とはいえ、その子供の眼前で射殺するなど”処刑人”らしいケリの付け方だ。
そのキャッスルと共闘することになる悪人がジェローン・クラッペ。
『007/リビング・デイライツ』や『逃亡者』同様に、出てきただけで胡散臭さを感じさせる役回りだった。
そしてキャッスルの元相棒を演じるルイス・ゴセット・Jr.が画面全体を締めている。