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『GODZILLA ゴジラ(2014)』

もうかれこれ10年前の作品になりますか。
<マーベル・シネマティック・ユニバース>の成功を見て幾つかのユニバース物が誕生しましたが、現在も進行形なのはこの<モンスター・バース>だけになりましたね。
全てが順風満帆ではないでしょうが、大きな破綻や路線変更もなく、当初の予定よりも作品本数が増えているのは立派です。
ただ個人的には今一つ乗れないものもあるのですが。

『GODZILLA ゴジラ(2014)』_e0033570_19410481.jpgまずこの一作目からして、あっち行ったりこっち行ったりで見ていてダレました。
この人を中心に据えておけばお話の展開もスムーズだったんじゃなかったのかな、と思えたジョー・ブロディは、事件の真相に逸早く辿り着けたはずなのに、結局本人は何一つ知ることなく退場してしまいましたし、その後を継ぐべき息子のフォードは、父とは距離を置いていたので核心部分からは早々に遠ざけられ、アクション担当になってしまいます。
親子である必然性があまり感じられませんね。

そのフォードもアクション部分を担っていますが、一方で妻のエルと息子サムとのすれ違いを演じ続けてますので行動が行き当たりばったり。
家族の元へ早く帰りたいのか、ゴジラをやっつけたいのか。
その二つが同じベクトルならば感情移入もしやすくなるというものですが、正反対の方向を向いてますしね。

そして主役級の扱いでありながら、終始仏頂面でブツブツ言ってるだけの芹沢博士は、外国人の目からするとどんなキャラクターに映ったのでしょう。
日本人なら「わー、ケン・ワタナベだ~」となっても、あちらの人からしたらワケわからん東洋人でしかないだろうしなあ。

他にもサリー・ホーキンスとかジュリエット・ビノシュとかデヴィッド・ストラザーンとか気になる俳優は沢山出ているが、何れも存在感に乏しい役回りばかり。
箔を付けるキャスティングながら遠慮があったのだろうか、と思えるほど。

肝心のゴジラの出番もさほど多くなく、立ち位置も微妙。
一応は本作でも「ゴジラ対〇〇」という作劇になっているが、2作目以降はそれを更に推し進めた形になってるのが成功の理由かもしれない。
ともあれ今年は<モンスター・バース>の新作も公開されることだし、これからお浚いを敢行する予定。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/22235380/
https://odin2099.exblog.jp/25638902/
https://odin2099.exblog.jp/27974593/
https://odin2099.exblog.jp/29386703/


by odin2099 | 2024-02-13 19:39 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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