『ブレイド2』
2024年 02月 27日

通常のハリウッド映画ならば2年くらいで続編公開となっても不思議じゃないところだが、これだけ間が空いたということは、続編のアイディアやストーリーがまとまらなかったのか、そもそもシリーズ化の予定がなかったのでGOサインがなかなか出なかったのか、さあどちらだろう。
主演のウェズリー・スナイプスのスケジュールが抑えられなかった、ということはないだろうけど。
人間だろうがヴァンパイアだろうが無差別に襲う<死神族(リーパーズ)>が現れる。
ヴァンパイアをも凌ぐ力を持つ彼らに対し、ヴァンパイア族はブレイドの共闘を持ち掛ける。
敵の敵は味方という論法なのだが、勿論これは罠。
最初からスパイの存在が仄めかされていたり、<リーパーズ>誕生には複雑な因縁?があったりで、結構入り組んだ物語だ。
しかも出ているのが曲者俳優ばかりなので、誰も彼もが怪しいのだから始末に悪い。
その上、結果的に誰もが悪い奴だったという身も蓋もない終わり方なので、謎解きの爽快感みたいなものはない。
やっぱりお前もか?! で終わりである。
そもそもブレイドからして善人でも正義の味方でもないのだから、この展開はいっそ潔い。
個人的には好きなシリーズではないけれど、爽快感を覚えるファンも多いのだろうな。
<過去記事>
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