『キングコング/髑髏島の巨神』
2024年 03月 01日
実際の興行成績で見れば<DCユニバース>の方が儲かってるかもしれないけれど、あちらは作品に対する賛否の内の否の割合が高そうだからなあ。
というワケで<モンスターバース>の第2弾。
レジェンダリー・ピクチャーズが「ゴジラ」を作った時は、当然その続編は作るだろうなと思ったものの、まさかキングコングを作って対決させるとは考えもしなかったのだけれども、2作目にして着々と布石を打ってきたのには恐れ入った。
しかも展開がスピーディー。
開始30分、島に着いてすぐにコングは絶対的な破壊神として登場。
主人公サイドの目的は端からコングだったし、物語はコングVS人間、コングVS島に生息する他のモンスターたちで、これまでの「キングコング」映画には欠かせなかった主人公たちの恋愛要素だとか、”美女と野獣”ならぬ”美女とコング”の悲劇なんぞは全く出てこない。
実は「キングコング」映画は”怪獣映画”気分はなかなか味合わせてくれなかったのだけれども、この作品は堂々たる”怪獣映画”なのも良い。
最後はユニバース物のお約束として”次”への伏線も張っており、ゴジラだけじゃなくラドンやモスラ、キングギドラもこの世界の住人であることを仄めかして終わり、これは次回作できちんと回収されるのだが、一つだけ未回収の要素がある。
それはモナークへ招聘されたっぽいコンラッドとウィーバーの存在だ。
その後の二人はどうなったのだろう?
モナークとは縁を切ったのか、それとも組織に属していて密かにゴジラや他の怪獣の対応に追われていたりするのだろうか。
<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/25645614/
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