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『ARGYLLE/アーガイル』(2024)

**** ネタバレ注意! ****

人気スパイ小説「アーガイル」の作者であるエリーは、執筆に行き詰って旅行に出かけるが、そこに彼女を狙った暗殺者たちが現れる。
そんな彼女の窮地を救ったのは、自称スパイのエイダン。
彼の話によると、エリーが書いた小説が真に迫り過ぎているので、彼女を”予言者”と見做した諜報組織が消そうとしているというのだ。
俄かには信じられないエリーだったが、その行く先々では次々と刺客たちが襲ってくる。
エイダンと共にエリーは真相を突き止めようとするが…?!

『ARGYLLE/アーガイル』(2024)_e0033570_10094686.jpgエリー自身がアーガイルで、記憶を失くした彼女が書いていた小説は予言ではなく、本当は彼女の実体験が元だったり、両親だと思っていたのが記憶を失くした彼女を洗脳した組織のボスだったりと、二転三転どころか五展も六転もするスパイアクション物で、主演はブライス・ダラス・ハワード、相棒となるエイダンはサム・ロックウェル、劇中人物である凄腕のエージェント・アーガイルにはヘンリー・カヴィル、他にブライアン・クランストン、キャサリン・オハラ、ソフィア・プテラ、デュア・リパ、アリアナ・デボーズ、ジョン・シナ、サミュエル・L・ジャクソン、リチャード・E・グラントらが出演。
監督はマシュー・ヴォーン。

作家が現実のトラブルに巻き込まれるというのは『ロマンシング・ストーン/秘宝の谷』や『幸せの1ページ』、記憶喪失の女性が実は凄腕のエージェントというのは『ロング・キス・グッドナイト』、それに全体的なムードはロジャー・ムーア時代の「007」という具合に、終わってみれば既視感が強いが、見てる間はハラハラドキドキ、次はどうなるんだろう?と十分に楽しめた。
同じマシュー・ヴォーン監督の『キングスマン』ほどグロでないのも良い。

とにかくブライス・ダラス・ハワードの豹変ぶりがお見事。
彼女は美女というより親しみやすい顔立ちだと思うが、時には可愛らしい温厚な中年女性、あるいは近寄りがたい美しさを醸し出すクールで冷徹なエージェント、はたまた妖艶でグラマラス、かつエレガントな淑女といった具合に場面によって全く違う顔を見せる。
その体型からしてアクション向きのイメージはなく、ただドタバタ走ってるだけに見える場面も無きにしも非ずだが、総じて華麗で優美なアクションシークエンスに挑んでいて恐れ入る。

そしてラストでは、どうやら『キングスマン』シリーズと世界観を共有しているらしいことが明かされるし、また架空の人物のはずのアーガイルの本物?が現れたりで、まだまだこの先がどうなるか予断を許さない。
『キングスマン』の新作は動いているし、この『アーガイル』は三部作の一本目ということらしいので、お楽しみはまだまだ続きそう。


by odin2099 | 2024-03-03 10:11 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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