人気ブログランキング | 話題のタグを見る

『少年探偵団/二十面相の復讐』(1957)

『少年探偵団/二十面相の復讐』(1957)_e0033570_20580830.jpg深夜の柳沢邸へ現れたのは、死んだはずの怪人二十面相だった。
駆けつけた明智小五郎は、二十面相が狙ったのが柳沢家の先祖に関する文献と知る。
柳沢家の先祖は江戸時代、金山の発掘に出かけたまま消息を絶っていたのだ。
当主の久光は明智に、先祖代々伝わる「夜光の帝王」と呼ばれている懐中時計を見せるのだが、その中には金山の手掛かりを示す地図が仕込まれていた。
やがて厳重な警戒下の柳沢家でパーティが開かれるが、そこには予告通り二十面相の姿が…。

『少年探偵団』シリーズの5作目だが全て前後編なので、これが第3話ということになる。
明智小五郎は波島進に、二十面相も小牧正英にそれぞれ交代。
二十面相が生きていた理由については何の説明もなく、また明智もそのことを驚く様子はない。

基本的にこのシリーズは、自信満々で大言壮語する傾向の強い二十面相と明智が、互いに相手を出し抜こうとして失敗することで成立してるといっても過言ではない。
またシリーズが進むにつれ二十面相は、殺人も厭わぬ極悪人で品性のかけらもない人物へと堕ちていくし、「任せてください」と明智に言われても素直に「はい、そうですか、お願いします」と言えるほど信頼関係は築けそうもない。

ちなみに従来は1時間前後の尺があったこのシリーズだが、本作の上映時間は僅か34分しかない。
なのに展開がモタモタしているのは如何なものか。
二十面相の二十面相たる所以の変装もあまり披露されず、二十面相の乗った車とそれを追跡する警察の車とのカーチェイスもスピード感なし。
肝心のハラハラドキドキすべき場面でそれが味わえないなんて、当時の子供たちはこれに満足出来たのだろうか。
by odin2099 | 2024-04-21 20:15 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


by Excalibur
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31