『エクスペンダブルズ・ゲーム』(2016)
2024年 05月 05日

離島に送られた選ばれた6人の猛者たちだったが、その中の一人、特殊部隊出身のナッシュが暴走し、次々と参加者を殺し始める。
その犠牲者は離島を訪れた観光客や警察官、更には出動した州兵にも及ぶ。
番組製作を巡って対立する番組スタッフとプロデューサー、投資家たち。
遂にはシールズまで派遣されるに至って……。
死人が続々と出てるのに、それでも番組製作続行なんてあり得ないだろう?!
というツッコミはさておき、多くの『エクスペンダブルズ』フォロワーの中で唯一本家に対抗出来そうな面子を集めたのがこの作品。
よくぞ集めたなというくらいB級アクション映画好きにはたまらない布陣だ。
オリヴィエ・グラナーを始め、ケイリー=ヒロユキ・タガワ、エリック・ロバーツ、ダニー・トレホ、キャスパー・ヴァン・ディーン、アーマンド・アサンテ、ビリー・ゼイン、コスタス・マンディロア、トニー・トッド、ジョージ・チェン、ブライアン・トンプソン、スティーヴン・バウアー、ケリー・フー、クリスタナ・ローケン、トミー・タイニー・リスター、バイ・リン、マーティン・コーヴ、ケビン・ソーボ、マイケル・ジェイ・ホワイト、ドン・”ザ・ドラゴン”・ウィルソン、シンシア・ラスロック、マーク・ダカスコス、ラルフ・モーラー、マイケル・マドセン、アキ・アレオン、リチャード・チェイヴス、パトリック・キルパトリック、オクサナ・ラヴィッチ、カミリオネア、ロレンツォ・ラマス…(あれ?ジェイソン・スコット・リーはノンクレジット?)
まあ殆どが数秒からせいぜい数分の出番しかないけれども(本人役含む)。
監督はエルケン・アルガシェフ(…って誰?)。
お話は出来損ないの『ランボー』、それにちょっと『ユニバーサル・ソルジャー』っぽい味付けもしてるような。
オリヴィエ・グラナーがひたすら殺しまくる場面と、番組製作の裏側で右往左往してる連中と、それから捜査に乗り出す警察や事態収拾を図る軍隊とが代わる代わる出てくるのだけれども、先に述べたようにツッコミどころは満載だし、テンポも悪く迫力も緊迫感もないので、おわかりだと思うが過度な期待は禁物、自己責任でご覧あれ。