『トールキンとC・S・ルイス』 本多英明
2006年 03月 29日
『指輪物語』の作者トールキンと『ナルニア国ものがたり』を書いたルイス、この二人が友人同士だったことは、映画『ロード・オブ・ザ・リング』のヒットと、それに続く『ナルニア国物語』映画化という流れの中で広く知られるようになった。この本では『ホビットの冒険』、『指輪物語』、『シルマリルリオン』、それに『ナルニア国ものがたり』を中心に、トールキンとルイスそれぞれの評伝、そして互いに影響を与え合った二人の関係について論じられている。
20年ほど前に刊行された研究書で以前から読みたいと思っていたのだが、最近新装版が発売されたので早速購入。二人の友情関係は知られていても、後に袂を分かってからのことはあまり語られることはないようだ。この本ではそれらも含めて簡潔にまとめられており、分量的にも丁度良いのではないだろうか。
ただ、二人を比較して論ずるという性格上、それぞれに対しての掘り下げが足りない、と思われる方もいるかも知れないが。





