『未来少年コナン』TVアニメ版(1978)
2024年 05月 26日
テレビシリーズは何度か再放送の際に視聴を試みたのだが、何れも途中で脱落。
そこで今回、Filmarksが主催する「リバイバル上映プロジェクト」で最後の(?)チャレンジ。
劇場公開されたのは第1話「のこされ島」、第2話「旅立ち」、第3話「はじめての仲間」、第4話「バラクーダ号」までの4本で、3話…はどうだったかよく覚えてないけど、4話は多分初めて見るんだと思う。
46年前の作品だということを置いといても、「古き良き時代の作品」といった風情があるなあ。
当時は『宇宙戦艦ヤマト』の全盛時代だったから、それと比べても「古い」と感じる部分はあったはずだが、今だと一周どころか二周廻ってオーソドックスな冒険活劇、古典的なボーイ・ミーツ・ガールのお話と思えて新鮮でもある。
それにテレビアニメとは思えないくらい良く動く。
全26話の製作に1年以上かかったという話を聞いたこともあるけれど、然もありなん。
同じように半年分を1年かけて撮った『ウルトラQ』も然りだが、丁寧な仕事は後世に残る、ということだ。
もっともプロである以上、納期には間に合わせろ、という声があがるのもご尤もだが。
ドラマの発端は西暦2008年。
それから20年後から『コナン』本編は始まるが、すっごい”未来”だったはずの2028年も、もうすぐやってくるんだね。
コナンくんも今は小学校2年生くらいかあ。
で、時代背景の説明があり、ラナとの出会いがあり、インダストリアの存在が明らかになり、おじいの死、旅立ち、そしてジムシィと友情を育み、バラクーダ号へ乗り込むところで終わり。
残り22話。
今度こそ観念して(?)最後まで付き合おうと思う。
ところでラナちゃんなのだが、ここまで見てる限りそれほどの美少女でもないし、魅力的にも思えないなあ。
まあ作画監督の大塚康生の描くラナに不満タラタラだった宮崎駿は、途中から自ら修正を施すようになったというから、これから徐々に可愛くなっていくんだろうけど。