『琥珀の望遠鏡』<ライラの冒険III> フィリップ・プルマン
2006年 04月 05日
が、・・・こういう展開になるとは思いませんでしたね。
一作目の悪ガキ・ライラは、ウィルと出会ってしおらしい女の子になり、しまいにゃラブラブ?
これまでの登場人物たちが次々と顔を出すのは嬉しいけれど、トラブルメーカーのアスリエル卿とコールター夫人が仲良くあっけなく(?)退場しちゃったり、と物足りなさも。
結局、どういうお話だったのか要約して説明するのが非常に難しいのではありますが、それでも最後まで楽しめたのは確かです。映画化がきちんと実現するかどうかわかりませんけれど、公開されたら是非見たいですね。
ただ、原作通り三部作にするのならば、一気に撮影してくれないと子役が成長しちゃって妙なことになりそう。


ライラが連れ去られてしまったことを知ったウィルは、二人の天使を伴って彼女を探しにいく。やがてウィルは森の奥深くで、母親に監禁されているライラを発見。ライラは薬によって眠りつづけていた。ウィルは“別世界への窓”を作ることができる神秘の短剣を使ってライラの...... more

ようやく、映画「ライラの冒険:黄金の羅針盤」の情報を入手できました。4/12の記事 [「ライラの冒険」、オーディション開催]北米では2007年12月、日本では2008年陽春公開予定英児童文学作家フィリップ・プルマンによるベストセラー冒険ファンタジー「ライラの冒険」3部...... more


ライラの冒険の第3シリーズが この「琥珀の望遠鏡」。 随分前に読んだので ちょっと記憶があいまいです。 異次元の世界をいくつも さまよって来たライラとウィルの 冒険もいよいよ最終章へ。 面白かったし、ラストはちょっと切なかったですが、 死後の世界まで登場して、どうも広げすぎた風呂敷をたたむのが ちょっと強引かなぁ〜とも感じました! 残念ながら、映画の方は暗礁に乗り上げてしまって 続編の話はまったく聞こえてきませんね〜。 ■お気に入り度 ♥♥♥♡ ∴*∵*∴*∵*∴...... more

このシリーズは、やっぱり、子供向けにしては、世界観が独特でしたね。
独特だし、子供向けにしても小学校高学年~向けではないでしょうか。
世界が私たちの世界以外にもたくさんあって、(多世界もの)それぞれの世界が行き来できるようになり、均衡が崩れ始め?それを正す為にひとりの女の子とひとりの男の子が、冒険の旅に出る。。
「ゲド戦記」にしても、「ナルニア物語」、「はてしない物語」、などなど、ファンタジーでは、世界を救うこどものはなしが多いですね。指輪物語も、ホビットたち旅のメンバーは多いけど、世界を救う話でしたね~。。
映画化は、、全然情報が聞こえませんね。そろそろ子役とか、決まらないのかしら。。ストーリーを分かりやすくできるんでしょうか~。そう思うと、これまで、映画化されたファンタジーは分かりやすくとっつきやすかったですね。
ハリポタにしても、ナルニアにしても。ストーリーはシンプルだったなぁと思うようになりました。
TBありがとうございました。
こちらもいただいて参ります~。
色々な世界が出てきましたけれども、その全てが上手く活かされていないような気もします。
ライラのいた世界とウィルのいる世界の二つ、あるいはせいぜいもう一つ、第三の世界くらいの描写でも良かったんじゃないのかなぁ・・・。
それに天使やら魔女やらキャラクターも沢山いますけれど、これもイマイチ役割分担がなされていないような。
ちょっと風呂敷広げすぎ?
それでも先読みできない展開は、楽しめましたね。
映画になったら、イオレク・バーニソンなどは、アニマトロニクスやCGで表現されるのかしらん?

映画化されたら、誰が演じるかにもよるんですが、アスリエル卿とコールター夫人の扱いが大きくなりそうな気もします。
天使や魔女に時間を割くよりも、その方が物語を捉え易そうですから。
さて、誰が演るんでしょうか?
コールター夫人役は、原作者の希望通りならニコール・キッドマンですが、
これでアスリエル卿がトム・クルーズだったりすると、それはそれで凄いことに・・・(苦笑)。

とてもよかったです。