『ビヨンド・ザ・トレック』(2016)
2024年 05月 29日
だが彼らに課せられた最優先の任務は、船内にある”積み荷”の回収だった。
やがて宇宙船を発見し乗り込んだ一同が発見したのは、唯一の乗組員の生き残りとアンドロイドだった。
だが生存者は精神に異常をきたし、アンドロイドのメモリーは消去され、”積み荷”もまた所在不明だった。
調査を進めるうち、完璧なはずの”新人類”たちも変調をきたすようになっていき――。
邦題は『スター・トレック:ビヨンド』からのイタダキだろうし、ジャケットは捏造としか言いようがないくらい内容から離れている。
『スター・トレック』のようなアクション物ではなく、むしろ『2001年宇宙の旅』や『エイリアン』のような密室劇、サイコパスを相手にしたサスペンス・スリラーのようなお話だった。
主役のサニー・メイブリーは、『スピーシーズ3/禁断の種』でエイリアンを演じた金髪美女。
他の面々も、”創られた完璧人間”を演じるに相応しく、目鼻立ちがくっきりでメリハリあるボディーで表情に乏しい美男美女ばかり。
低予算なんだろうが、宇宙船内のセットの雰囲気は悪くはないのだが、お話はなんだかよくわからない。
理屈っぽいのは嫌いじゃないが、もう少し練って欲しかったところだ。